地震と大雨の週に現場を回って思ったこと — 防水の“早めの手当て”が効く理由

今週は現場をあちこち回りながら、ちょっと落ち着かない気持ちで作業していました。近畿で大雨が続いたことと、9月7日ごろに大阪府南部で地震もあったと聞いて、屋上やベランダの小さな異変を普段より念入りにチェックして回ったのです。

実際に専門家の報道にもあったように、秋雨前線や元台風の影響で近畿で強い雨になった日があり、短時間に集中的に降る場所も見られました。現場では、排水が追いつかず小さな水たまりが残っている屋上や、落ち葉で排水口が詰まりかけているベランダをいくつか見つけました。こうした“ちいさな停滞”が、あとで大きな漏水につながることが多いです。(fnn.jp)

また、9月7日に大阪府南部で観測された地震の揺れは、コンクリートのひびやタイル目地のズレを見逃してしまうきっかけになります。幸い今回は大きな被害を確認する現場は少なかったのですが、念のため入居者さんや管理組合には「念のため屋上やベランダ周りの様子を見てください」とお伝えすることにしました。小さなひび割れやドレン周りのゆるみは、地震後に雨が来ると一気に漏水に発展することがあります。(fnn.jp)

この数日で回ったのは、大阪市中央区の築年数のある分譲マンションと、住吉区の小さな賃貸、東大阪市のテナントビル、箕面市や泉佐野市の戸建てなど。城東区にある管理物件も定期点検で見ました(大阪市・大阪府の現場が多い季節です)。どの現場でも共通していたのは、「あとで直そう」が積み重なっている箇所が必ずあることです。

現場で私がよく勧めているのは、まず写真を撮って状態を記録すること。写真があれば見積り依頼や工事会社とのやり取りがスムーズになります。屋上の排水口、ベランダの立ち上がり(笠木や見切りの部分)、防水層の膨れや剥がれ、タイルの浮きなど、ちょっとした“気になる点”を撮っておくと後が楽です。

防水の種類はウレタン防水やシート防水、FRP防水など現場によって向き不向きがあります。たとえば集合住宅の共用ルーフバルコニーでは、施工中の歩行負荷や仕上がりの見た目、将来的な補修のしやすさを考えて選ぶことが多いです。管理組合や管理会社、マンションオーナーの方は、工事会社を探すときに「同じような規模・仕様の実績があるか」「住人対応の経験があるか」を確認すると安心感が増します。

雨が続いた直後や地震のあとに私が現場で必ず見るポイントは次の通りです(短く、心がけている順で)。

・ドレン(排水口)の詰まり具合:落ち葉やゴミで水が滞ると、防水層の劣化を早めます。
・立ち上がりのシール・目地:ひび割れや隙間があれば応急処置を検討。
・防水層の浮きや剥がれ:小さくても見つけたら記録しておくと後の工事が小さく済むことが多いです。

工事を予定する際は、完成イメージだけでなく工事中の住人対応や動線、安全対策についても相談しておくと、管理組合の不安がぐっと減ります。特に雨の多い時期や台風シーズン前は、足場や飛散防止、排水の一次対処の方法を工事会社と共有しておくと安心です。

最後にひとこと。大規模修繕は金額も手間もかかるので、つい先延ばしにしたくなる気持ちはよくわかります。でも、今回のように短時間で強く降る雨や揺れがあると、早めに小さな手当てをしておくことで後の工事がシンプルになったり、費用の増大を抑えられたりします。大阪市や大阪府内の現場で気になることがあれば、まずは写真を撮ってメモを残すところから始めてみてくださいね。

今日回った現場の合間に見かけた空は、雨上がりで少し高く感じられました。こういう日は作業の合間に入居者さんと顔を合わせる機会が多くて、小さな会話から大きなヒントをもらうことがよくあります。来週もまた、箕面や富田林あたりまで足を伸ばす予定です。


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