今日は朝から蒸し暑くて、現場の換気扇を見ながら昔住んでいた部屋のことを思い出していました。退去後に一番相談が多いのは「壁紙はそんなに破れていないけれど、入ったときに何となくにおう」というケース。見た目は許容範囲でも、においで入居率が下がってしまうのは勿体ないので、私が最近よく勧めているちいさな対応を書いておきます。
まずやることは“においの原因を探す”こと
においは大きく分けて、表面の汚れ(ヤニや料理臭など)、深部にしみ込んだにおい(クロスや下地)、水まわり由来(排水や古い換気扇)があります。写真を撮って見積り依頼をいただくときは、ただ壁の広い写真を送るより、においを感じる場所をアップで撮ってもらうと判断が早くなります。私が現場で必ず確認することは、クロスの状態、床材の種類、換気扇のフィルターや配管の様子、ユニットバスとトイレまわりの湿り具合です。
たとえば大阪市西淀川区のワンルーム現場では、入居者の喫煙が少し残っていてクロスの一部だけ色が変わっていました。全面張替えを提案するほどではなく、においのこもりやすいベランダ側の壁だけ部分貼替にして、換気扇を分解清掃したらかなり印象が良くなりました。
部分貼替と全替えの判断について
クロスの貼替は、費用対効果を考えると部分貼替が有効なことが多いです。壁の一面だけに色ムラやシミがある場合は、その面のみの貼替で十分入居者の印象は変わります。ただし下地が傷んでいたり、においが深くしみ込んでいる場合は、貼替後もにおいが残ることがあるので、工事前に下地の状態を確認しておく必要があります。
高槻市や堺市(堺市中区・堺市北区)での現場では、築年数や前の住人の使い方でクロスの痛み方が全然違うので、まず小さな範囲で試すつもりで部分貼替を提案することが多いです。部分貼替の際には新旧のつなぎ目が目立たない位置や照明の入り方も考慮します。
換気扇まわりは“清掃→試運転→判断”が鉄則
換気扇の汚れでにおいが出ているケースは意外と多いです。プロでもまずは簡単な分解清掃をして、その後数日換気してにおいが抜けるか観察します。ユニットバスは、完全に交換するよりユニットバス塗装などの処置で十分な場合もありますが、水漏れや鋼板の腐食があると話は別です。
門真市で見た賃貸では、換気扇フィルターの目詰まりと排水の匂いが原因でした。清掃とトラップの点検だけで改善したので、抑えめの対応で済んだ例です。一方で河南町や千早赤阪村のような古い戸建てでは、換気経路そのものが屋外で劣化していることがあるので、その場合は少し踏み込んだ点検が必要になります。
工事前に必ず確認することとして、においの種類(タバコ・ペット・カビ・生活臭)、問題箇所の写真、換気の有無、湿気の兆候を教えていただくと、見積り依頼から判断までがスムーズです。
私たちがよくやる順番はこんな感じです:清掃→換気→部分クロス貼替(試し張り)→必要ならユニットバスや床の追加処置。これで「見た目は大きく変えずに住みやすさを回復する」ことが多いです。
今日は城東区からの相談で、退去後のにおいとクロスの薄いシミが気になる物件を見てきました。大阪府内でも市街地と郊外では対応が変わることがあるので、できるだけ現地の状況を詳しく聞くようにしています。ちょっとした手入れで印象が変わると、大家さんも管理会社さんもホッとされる顔を見るのがやっぱり嬉しいですね。
梅雨時期やこれからの季節は湿度の影響でにおいが残りやすくなります。写真を撮るときは換気扇のそばや床の端、ユニットバスの排水口周りをアップで撮ってもらえると助かります。ちょっとした相談でも、気軽に声をかけてくださいね。
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